症例紹介 CASE

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高齢動物のお話

院長の橋本です。

院内犬のダックスフントが亡くなって2か月になります。16歳5か月でした。(2021.7)

院内犬とは言え、仕事の時はいつも一緒にいて、休みの日には家族と遊びに行き、

歴代のスタッフたちにもずいぶん可愛がられたワンちゃんでした。

布団で寝ていると枕元や足元に潜ってくるのが、日課だったのでそれが無くなった毎日は寂しいですが、長い間頑張って生きてくれたと思います。

と、しんみりした話はここまでにしておいて。

〈子供たちと朝さんぽの写真です〉

 

ワンちゃんブームと飼育頭数減少

2003年~2005年くらいに生まれたワンちゃん、多いと思います。うちのダックスもその1頭でした。

ワンちゃんブームと呼ばれ、犬の飼育頭数がピークでした。その後、犬の飼育頭数は減少し、2017年、猫の飼育頭数が犬の飼育頭数を上回りました。

犬:1306万頭(2005年)→848万頭(2020年)

猫:1036万頭(2005年)→964万頭(2020年)

一般社団法人 ペットフード協会 調べ

〈スタッフにシャンプーしてもらっている写真です〉

 

コロナの影響で新規飼育者数は増えているらしいですが、全体の飼育頭数としてワンちゃんは減っています。

少子化や核家族の増加。動物に触れたことがない、飼育したことがない人たちが親世代になり、犬を飼う機会が減っているとも言われていて、少し寂しい気もしますね。

 

東京獣医師会発表の犬の平均寿命は13.7歳です。

15~17年前のブームに生まれたワンちゃん

現在、病気を抱え治療を頑張っている子も多く、そろそろ寿命を迎えてしまう子も多いのが現状です。

図では、ダックスフントは13.9歳となっているので、まあまあうちの子は頑張った方かなと思いますし、長い間幸せでいてくれたのかなとも思います。

フレンチブルドッグは10.2歳ですね。。。

残念ですが、当院でも急な上部気道閉塞などで7~8歳で亡くなった子も何頭かいます。呼吸器疾患が多いイメージですね。

 

 

同年代のワンちゃんを飼われている飼い主さんから亡くなった日から火葬まではどうしたの?とか、火葬はどこにお願いしたの?とか、ご質問を受けることがあったので、そちらのまとめや、

うちのワンちゃん、認知症(高齢性認知機能不全)があったので、そちらについてもまた後日書いてみようかなと思います。

平均寿命を超えているワンちゃんや猫ちゃんを飼育されている飼い主さんも多いと思います。そのうちお別れは来るものだとわかってはいるものの、いざ来てしまうとすごく悲しいですし、しばらく何もしたくない気持ちにもなります。

うちのワンちゃん、お別れは急に来ました。 しかも不在中だったので、看取ってあげることもできませんでした。少し心残りはありましたが、今まで長い間、お互いに楽しい幸せな時間を過ごせたので良かったと思います。うちの子になってくれて『ありがとう』と感謝しかありません。

動物には寿命があります。平均寿命によってある程度推測はできますが、もしかしたらそれより早い命かもしれません。残りの時間は思ったよりも、少ないかもしれません。

皆さんも、動物との大事な時間を悔いの無いよう過ごして下さい。

それでは長々とすみません。

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