診療案内 MEDICAL

診療対象動物

  • わんちゃん

  • ねこちゃん

診療科目

内科

地域の皆様に利用していただける動物病院として、全般的な内科診療を行っています。
内科とは、手術をせずに治療を行っていく医療分野です。
わんちゃん・ねこちゃんの場合、症状を自分自身で訴えることができません。そのため、各箇所の専門内科ではなく総合内科として、診察して原因を突きとめていきます。
体内の臓器などの症状に対応するのはもちろん、ドライアイ・緑内障・白内障・角膜潰瘍などといった眼科系統の病気にも対応が可能です。

外科

外科診療では、不妊・去勢をはじめとする、一般的な手術を行っています。
麻酔記録を残すことでわんちゃん・ねこちゃんが安全に手術を受けられる取り組みを実施しています。また当院では手術後の疼痛への対応やアフターケアも責任を持って行っていますので、安心してお任せください。

麻酔の注意点

⻭科

歯科では、歯とお口の健康を守るために、獣医師や看護師が毎日の「セルフケア」を指導しています。
「口臭が気になる」「歯ぐきから血が出ている」などの症状が現れる歯肉炎や根尖病巣などの歯周病になってからの治療ではなく、歯垢や歯石がつきはじめた段階での歯周病前の予防が大切だと考えています。

皮膚科

皮膚科では、わんちゃん・ねこちゃんを悩ませる皮膚病に対して、適切な検査や治療を行っています。
「皮膚をかゆがる」「ぶつぶつができている」「かさぶたやふけが多い」「脱毛している」などの症状があれば皮膚疾患の可能性があるため、お早めにご相談ください。
またわんちゃん・ねこちゃんの肌をキレイに保つために、スキンケアのアドバイスもしています。

スキンケア

耳科

耳科では、耳内視鏡(オトスコープ)による検査を行い、もし重症であればCT検査などができる病院をご紹介しています。
「耳をかゆがる」「耳垢が多い」「耳介が膨れている」などの症状がみられる場合は、耳の病気になっているかもしれません。特に、わんちゃんは外耳炎にかかりやすいと言われており、アトピー性皮膚炎などの皮膚病と合併して起きるケースが多い傾向にあります。

耳内視鏡(オトスコープ)の特徴

耳内視鏡(オトスコープ)による検査は、全身麻酔下で行います。

徹底的な洗浄
耳内視鏡(オトスコープ)では鉗子やチューブを用いて、耳道環境を正常に戻すための徹底的な洗浄を行います。通常の耳掃除では取りきれない耳垢などの汚れもきれいにすることができます。
異物の除去
耳内視鏡(オトスコープ)で鉗子を用いて、異物を摘出します。特に、わんちゃんは散歩で草むらに出かけたときに被毛や植物が耳の中に入ってしまい、外耳炎になるケースがあります。

健康診断

当院では、年に1~2回の定期的な検査をおすすめしています。
わんちゃん・ねこちゃんたちの健康を守るために欠かせないのが「健康診断」です。わんちゃん・ねこちゃんは言葉で自分の不調を伝えられないため、病気に気がつくのが遅れてしまい重症化するリスクがあります。人と同じように、わんちゃん・ねこちゃんも早期発見や早期治療が、命を左右する可能性があるのです。
健康診断を希望される場合には、過去の治療歴や持病の有無などによって検査の頻度が異なりますので、まずはご相談ください。

健康診断

各種予防

予防接種には身体を守るだけではなく、わんちゃん・ねこちゃん間での感染、わんちゃん・ねこちゃんから人への感染も同時に予防する役割があります。
感染症の種類によっては、発症直後は気付かず手遅れになるケースも少なくありません。わんちゃん・ねこちゃんだけでなく飼い主様が自分を守るためにも必ずワクチン接種を受けましょう。
ワクチンには、狂犬病やノミ・マダニ・フィラリア予防のほか、複数の病気を予防できる混合ワクチンなどがあります。
はじめてワクチンを接種する場合、一度だけでは免疫ができないことがあるため、間隔をあけて複数回接種する必要があります。
なお、混合ワクチンについては抗体検査の結果によって追加接種の有無を判断することも可能ですので、まずはご相談ください。

不妊・去勢

妊娠を防ぐため、病気を予防するためにも不妊・去勢手術をご検討ください。望んでいない妊娠や病気を予防し、わんちゃん・ねこちゃんの健康を守るための選択は飼い主様にしかできません。
不妊・去勢手術は生後6ヶ月以降でお受けします(ただし犬種によって変動します)。

不妊・去勢

マイクロチップ

当院では、個体識別などの目的のため、マイクロチップの挿入をおすすめしています。
麻酔下で実施することで、痛みもなく安全にできます。

マイクロチップについて

マイクロチップとは、世界に1つしかない番号を記憶している、直径2ミリ・長さ約10ミリほどの電子標識器具のことです。
わんちゃん・ねこちゃんの皮下に挿入されたマイクロチップを読み取り器(リーダー)で読み取ることで、データベースに記憶されている情報と照合して飼い主様の情報を確認できます。
マイクロチップの埋め込みは専用の注射器で行われます。マイクロチップを装着することでわんちゃん・ねこちゃんの身体や健康を心配する声もありますが、悪い影響を与えることはありません。

マイクロチップのメリット

  • 迷子のわんちゃん・ねこちゃんを保護した際に、すぐに身元が確認できるため、不幸な処分を防ぐことができます。
  • 地震などの災害時にはぐれてしまっても、ご家族のもとに帰ってくる可能性が高まります。
  • 事故などで保護された際に、飼い主様とすぐに連絡を取ることができます。
  • 日本から海外旅行へ行く場合に、装着を義務化している国もあります。

麻酔について

麻酔の必要性

手術及び特殊な検査を安全かつ円滑に行うには、全身麻酔もしくは、部分麻酔が必要不可欠となります。
麻酔をかけることによって、ペットたちの痛み・恐怖・動きを取り除き、適切な処置を行うことができます。
当院では、全身の状態と手術の内容によって、全身麻酔もしくは、部分麻酔を選択しています。

麻酔で起こりうる合併症

麻酔をかける場合、万全の準備をして臨んでも、偶発的に危機的状態や重い合併症を引き起こすことがあります。

薬のアレルギー反応
麻酔中に使用する薬剤に対して、非常にまれですが、アレルギー反応(喘息・じん麻疹・ショック)を引き起こすことがあります。
悪性高熱症
麻酔薬の影響で急激に体温が上がる病気で、心臓への負担により、死亡することがあります。現在当院で使用している麻酔薬で起こることは非常にまれですが、もし起こった場合は集中治療が必要になります。
喉頭、気管支けいれん
麻酔薬やその他の薬などの影響で気道にけいれんが起きて、空気の通り道が狭まったり閉塞したりすることがあります。
誤嚥性肺炎
麻酔の影響により、「喉頭蓋」という食道と気管を隔てている壁の反射が弱くなります。そのため、嘔吐した際に吐物が気管に入って肺炎を起こすことがあります。これをできるだけ予防するために術前の絶食絶水をお願いしています。
不整脈
心臓の疾患や麻酔の深度など、さまざまな原因で不整脈が生じます。場合によっては、心室細動など致命的な不整脈を起こすことがあります。
血圧の変化
体位を変えることや、出血、麻酔の深度などによって血圧が変動し、心臓や各種臓器に負担がかかることがあります。

当院の麻酔について

当院で麻酔をかける場合には、術前検査として、身体検査及び血液検査を行っています。
また、7歳以上のわんちゃん・ねこちゃんにおいては心機能検査を行い、必要に応じてその他のレントゲン検査やエコー検査を追加します。
できる限り全身の状態を把握することによって、麻酔や手術に伴う合併症を最小限にすることができます。

麻酔記録

全身麻酔中は、気管にチューブを入れて呼吸管理を行い、血圧を安定させるために輸液を行います。また、麻酔担当医が呼吸・血圧・心拍数・体温・麻酔を監視し、安全を保ちます。

※麻酔の必要性と危険性についてご理解いただければ幸いです。麻酔についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

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