このような症状はありませんか
- 足で同じ箇所を頻繁にかくようになった
- 皮膚が赤い・黒く色付いてきている
- 前に比べて脱毛が激しい気がする
- 体臭が前に比べてきつく感じる
- 湿疹・膿・フケなどが目に見えてわかる
主な皮膚の病気
寄生虫
ノミアレルギー
- 原因
- ノミに対するアレルギー
- 特徴
- 夏〜秋に多い。かゆみが強い
疥癬・耳ダニ症
- 原因
- ヒゼンダニ・ミミヒゼンダニが全身の皮膚や耳に寄生
- 特徴
- 季節に関係ない。かゆみが非常に強い
犬毛包虫症
- 原因
- 毛穴にニキビダニが寄生
- 特徴
- 健康なときは問題がないが、免疫が低下すると発症する
細菌感染
膿皮症
- 原因
- 皮膚で細菌が増殖
- 特徴
- かゆがって舐めたり掻いたりすると、脱毛することもある
真菌感染
皮膚糸状菌症
- 原因
- 皮膚系状菌というカビの一種が感染
- 特徴
- 脱毛が認められるが、かゆみをほとんど示さないこともある
マラセチア性皮膚炎
- 原因
- マラセチアという酵母菌の一種が過剰に増殖
- 特徴
- 常在菌だが、脂膿症などが存在すると過剰に増殖する
アレルギー
食物アレルギー
- 原因
- 特定の食事(主にタンパク質)に対するアレルギー
- 特徴
- 季節に関係ない。皮膚炎、皮膚のかゆみの他、下痢、嘔吐などが認められることが多い
犬アトピー性皮膚炎
- 原因
- 環境中に存在する物質に対するアレルギー
- 特徴
- 季節性がある。皮膚炎および皮膚のかゆみのみが認められる
その他の疾患
- 脂膿症
- 皮脂が増えてベタベタしたり、フケが増え皮膚の状態が悪くなる病気
- 内分泌疾患
- かゆみを伴わない脱毛。多尿など他の症状が認められることがある
※その他の疾患がある場合は、当院までご相談ください。
こんな症状は皮膚の病気の合図です
- かゆがっている
- 皮膚がただれる
- 皮膚が赤い、手足をよく舐める
- 湿疹ができる
- フケが多く出る
- 膿が出る
- 毛がよく抜ける
- 皮膚がベタついている、臭い
- 毛づやが悪い
- 肉球が腫れる
皮膚病の改善は
治療だけではありません
適切なスキンケアで
予防することで
健康な身体を手に入れましょう
アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎、脂漏症などの皮膚病に悩まされているわんちゃんにとって、
日常的なスキンケアは健康な身体を手に入れるための第一歩です。
皮膚病を改善に導くためにも、皮膚のコンディションを良好な状態に保つことを目的とした
スキンケアを行う必要があります。
スキンケアの特徴
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クレンジング
皮膚や被毛のべたつきが多い場合は、クレンジングオイルが効果的です。
クレンジングオイルを皮脂となじませることで、頑固な皮脂を落とすことができます。 -
洗い方
身体をゴシゴシ洗うと嫌がるだけでなく、皮膚を傷つけてしまいます。泡をやさしく身体全体に乗せ、マッサージするように丁寧に被毛と皮膚全体を洗います。お湯の温度は35°C前後が適しています。
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保湿
洗い終えた後は、皮膚が乾燥してしまうので、保湿剤を使用します。
保湿剤は美容液の役割も果たします。保湿剤はスプレータイプや入浴剤に混ぜて使用することもできます。
当院ではスキンケアの
アドバイスも行っています
「皮膚のトラブルがなかなか改善しない」「お薬をなるべく減らしてあげたい」「この子にあうシャンプーがわからない」などの、お悩みに応じたスキンケアのアドバイスも行っています。
わんちゃんを皮膚病から守るために、または皮膚病のケアをするために、「スキンケア」は大変注目されています。
特にわんちゃんは皮膚が薄くデリケートなため皮膚病になりやすく、ご自宅でのシャンプーの仕方一つで皮膚病の予防・改善につながる可能性があるのです。
実際に獣医師がわんちゃんの皮膚の状態を見ながらシャンプーと保湿剤を決めていき、病院ならではのシャンプーの仕方を詳しく伝授させていただきます。